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おもちゃ大賞の種類|主催者は日本玩具協会か、楽天市場か

更新日:

ポイント

・日本おもちゃ大賞は、日本玩具協会が主催
・日本玩具協会は、STマークを運用しているところ
・日本おもちゃ大賞は2008年に創設
・楽天市場の「おもちゃ大賞」は別もの
・楽天ユーザーが選ぶおもちゃ大賞は2017年が初開催

日本おもちゃ大賞とは

日本おもちゃ大賞
日本おもちゃ大賞は、一般社団法人 日本玩具協会が主催している賞です。

応募資格があるのは、STマーク合格品のおもちゃで、既に販売されているか、特定の時期までに発売予定の商品になります。前に応募した商品は出せません。

東京おもちゃショーでは、最終審査会で玩具メーカーによるプレゼンがあります。
なので、東京おもちゃショーに出展することも応募条件のひとつ。

「東京おもちゃショー」という名前になったのは1982年で、それ以前は日本玩具国際見本市でした。1962年スタートの見本市なので、歴史があります。

2017年の出展は、海外27社を含む計160社。
日本おもちゃ大賞は、応募総数46社316商品の中から選ばれています。

選考

2018年度の募集要項によれば、審査は3段階あります。

第1次審査:部門ごとの審査基準に照らし合わせ、商品を手に取って審査
第2次審査:選出した商品の絞り込み。何が優れているのかを文章化
第3次審査:出品者によるプレゼン。この審査はメディア公開

部門

エデュケーショナル・トイ部門……こどもの知育・教育に特に貢献する玩具
コミュニケーション・トイ部門……世代、性別を問わず楽しめる娯楽性の高い玩具
ボーイズ・トイ部門……主に男の子向けの優れた玩具
イノベイティブ・トイ部門……素材・技術的に優れたもの、新規性のある玩具
ガールズ・トイ部門……主に女の子向けの優れた玩具
ハイターゲット・トイ部門……大人が楽しめる玩具
共遊玩具部門……障害がある子どももそうでない子どもも「共に遊ぶ」ことができるための、様々な配慮が施された玩具

このほかに、前年度ヒット・セールス賞、特別賞があります。
受賞マークは、大賞が金色、優秀賞が銀色です。

2008年と2009年だけの賞として、トレンディ・トイ部門、ベーシック・トイ部門があります。イノベイティブ・トイ部門も、イノベーション・トイ部門と微妙に違う名前でした。

歴代の受賞商品から見る傾向

2008年から2018年の10年間をチェックしたところ、以下のような傾向が見られました。

1.ヒット・セールス賞は、仮面ライダーのベルト
2.特別賞は、有名シリーズもの

ヒット・セールス賞で「DX妖怪ウォッチ タイプ零式」が選ばれたとき以外は、その年に放送された仮面ライダーの変身ベルトです。妖怪ウォッチを含め、今のところ受賞メーカーはバンダイのみ。

特別賞は、トランスフォーマー、ガンダム、ウルトラマン、リカちゃんといった有名シリーズが受賞しています。受賞メーカーは販売元になりますが、アンパンマンは各メーカーで出しているので、2018年だけ数社あります。

共遊玩具部門の受賞メーカー

アガツマ 7回
くもん出版 1回
シー・シー・ビー 1回
タカラトミー 12回
タカラトミーアーツ 3回
ハナヤマ 2回
バンダイ 5回
メガハウス 4回
イワヤ 5回
セガトイズ 9回
トーホー 2回
ハピネット 2回
コンビ 2回

もっとも受賞回数が多いのはタカラトミーで、大賞の数も多いです。グループ会社のタカラトミーアーツも合わせると、受賞回数は15回になります。

創立1924年のタカラトミーの主な事業内容は、玩具・雑貨・カードゲーム・乳幼児関連商品等の企画、製造および販売。
1988年設立のタカラトミーアーツの主な事業内容は、玩具・カプセルトイ・雑貨・ぬいぐるみ・玩具菓子・アミューズメント筐体・キャラクターアパレルの企画、製造、販売。
タカラトミーアーツは、ガチャとゲーセン関連という見方ができそうです。

受賞商品の定番として、乗り物、音が出る物、電子ペット、タブレット系といったジャンルが目立ちます。
シリーズとしては、アンパンマンが強いです。

共遊玩具部門は「おもちゃのバリアフリー」がテーマなので、目が不自由でも楽しめる「盲導犬マーク」の玩具、耳が不自由でも楽しめる「うさぎマーク」の玩具が評価されているはず。

また、前からあったおもちゃが、AR機能が追加されたもの、電池が不要になったものが出て、その新たな要素が理由となって受賞している傾向が見られます。

ハイターゲット・トイ部門の受賞メーカー

BANDAI SPIRITS 1回
カワダ 3回
キューブ 1回
シー・シー・ビー 2回
ジョイパレット 1回
タカラトミー 10回
タカラトミーアーツ 1回
タカラトミーマーケティング 1回
テンヨー 6回
トミーテック 6回
バンダイ 10回
ビバリー 4回
プラッツ 1回
メガハウス 1回
河田 2回
セガトイズ 4回
カワダ工業 1回

こちらもタカラトミー勢が12回で一番ですが、バンダイが10回と僅差です。

大人も楽しめるのが基準だけあって、ハイターゲット・トイ部門の玩具は価格が高め。
受賞商品を見ると、興味がない人には「こんなに高いのを買う人がいるの?」と思ってしまうほど、趣味の世界を感じさせるものが多いです。

一方で、スマホの写真をプリントする「プリントス」、アイスが作れる「くるりんアイスクリン」、心拍計「カラダトレーナー」といった実用的な玩具もあります。

傾向としては、精巧な模型、鉄道関連、マジックアイテム、カメラ付きの玩具が受賞している印象があります。

イノベイティブ・トイ部門の受賞メーカー

イノベーション・トイ部門時代も含めてのデータになります。

アガツマ 2回
エポック社 2回
カワダ 1回
キューブ 1回
コナミデジタルエンタテインメント 1回
セガトイズ 4回
タカラトミー 12回
タカラトミーアーツ 3回
テンヨー 4回
バンダイ 10回
ビバリー 1回
メガハウス 5回
栄進堂 1回
イワヤ 1回
シー・シー・ピー 6回
ハピネット 1回

受賞メーカーで見ると、他の賞と既視感があります。
受賞商品は、操作できる乗り物系、特に鉄道関連や飛行系が多い印象があります。

技術革新の部門という意味では、VRもの、子供用のスマホやタブレットが、一番それっぽい受賞商品に思えます。
発想が革新的という意味では、虹を作る「ホームレインボー」、指を楽器にしてしまう「ゆび de Piano」、モスキートサウンドで年齢を予測する「トシバレール」が、個人的には驚きました。

エデュケーショナル・トイ部門の受賞メーカー

アイアップ 1回
アガツマ 9回
エポック社 1回
カワダ 1回
くもん出版 2回
ジョイパレット 2回
セガトイズ 4回
タカラトミー 5回
タカラトミーアーツ 1回
ハナヤマ 1回
バンダイ 5回
ビバリー 1回
メガハウス 3回
学研ステイフル 1回
シャチハタ 1回
パイロットインキ 1回
ピープル 3回
マテル・インターナショナル 1回
ローヤル 2回

アガツマが強い部門です。
アガツマの受賞商品は、マイフレンドテディ以外は、すべてアンパンマン。
アンパンマンの玩具は、セガトイズやバンダイも出していて、そちらも受賞しています。
そういう視点で見ると、アンパンマン一強のジャンルです。

こどもの知育・教育の賞なので、読み書き、お絵描き、お喋り系が定番となっています。
タブレットやスマホ、パソコンを模した形状が多いのは時代ですかね。

カードでピピッと はじめてのプログラミングカー

カードでピピッと はじめてのプログラミングカー裏

2020年に小学校でのプログラム学習が必修化されるからか、「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」「プログラミング・ロボ コード・A・ピラー」といったプログラム体験型の玩具も受賞しています。

個人的に気になったのは、クイズナビゲーターの雑学ペディア、TV接続型のゲーム機「アンパンマン レッツゴー!育脳ドライブ」でしょうか。

雑学ペディアは知育要素もありますが、そのノリはパーティーゲームに近いですね。
育脳ドライブは、据え置きのソフトとして出して、専用のコントローラーを付けた方が売れたのではないかと一瞬だけ思いました。たぶん、それをやったら価格も高くなったことでしょう。

玩具が気になったというよりは、使用状況が気になったのは「お水の知育」です。
水がエンドレスで循環する玩具で、蛇口と出た水が溜まる場所がある構造になっています。
推奨年齢が12ヶ月以上となっていますが、部屋での水遊びは、ひっくり返してビシャビシャになる結末しか想像できません。
そういう意味で、使用状況が気になりました。
そう思ってレビューを見てみたところ、ペット用に買っている人が少なくなかったです。子供に与えると、やっぱり大惨事になるようなので、お風呂場などで使うのが良さそう。

ボーイズ・トイ部門の受賞メーカー

アガツマ 1回
エポック社 7回
カワダ 1回
シー・シー・ビー 2回
セガトイズ 4回
タカラトミー 9回
タカラトミーアーツ 2回
ハピネット 3回
バンダイ 8回
メガハウス 6回
ピープル 1回
レゴジャパン 1回

タカラトミー、バンダイ、エポック社の三つ巴。
ベイブレードとトミカのタカラトミー、野球盤のエポック社、特撮作品のバンダイといった具合です。

正直、「野球盤って、今でもあるの?」と驚きましたが、最新モデルでは球速が出て、配球チャート、投球比率といったデータもわかると知ってさらに驚き。もはや、野球好きのオジサン向けに思えます。

男の子の定番、車の玩具も健在。
空気で走るエアゼロ、変形するダイヤロボ、超小型モーターカー「マイクロチャージャー」などが受賞しています。

「ハイテクだな」と感じたのは、対戦型赤外線銃「レーザークロスシューティング」です。こちらは、赤外線でサバイバルゲームができる玩具。
トントン相撲の進化系とでも言うべき「センゴクバトラー」や、リモコン操作のロボ格闘「ガガンガン」なども、昔は無かったタイプですね。

格安ドローン「エアーブレード360」も興味深いですが、某所では「飛ばない」という辛辣なレビューが……。

ガールズ・トイ部門の受賞メーカー

アガツマ 3回
エポック社 6回
ジョイパレット 2回
セガトイズ 7回
タカラトミー 9回
タカラトミーアーツ 2回
ハナヤマ 1回
バンダイ 7回
ビバリー 1回
メガハウス 3回
パイロットインキ 4回

こちらはタカラトミーの後に、セガトイズ、バンダイ、エポック社と続きます。
タカラトミーはプリパラとリカちゃん、バンダイはプリキュア、セガトイズはジュエルペット、エポック社はアクアビーズとシルバニアファミリーが主力ですね。

人形やキャラもの以外では、パーツを組み合わせて作る手芸玩具が強い模様。おままごと、ネイル、オシャレ小物の受賞も定番のようです。

コミュニケーション・トイ部門の受賞メーカー

アガツマ 1回
エポック社 2回
シー・シー・ビー 1回
ジョイパレット 1回
セガトイズ 2回
タカラトミー 5回
タカラトミーアーツ 5回
バンダイ 3回
メガハウス 5回

タカラトミーが圧倒的ですが、2014年からの賞なので数は少なめ。
世代や性別を問わず楽しめる娯楽性の高い玩具に与えられえる賞なので、二人以上で遊べるというのがコンセプトになっていそう。

すごろく、人生ゲームといったパーティーゲームも受賞しています。
流しそうめん、極麺づくり、天空パーティー寿し大観覧車のように、食べられるものを扱う玩具もあったのは意外でした。

楽天市場の「おもちゃ大賞」とは

正式には『楽天ユーザーが選ぶおもちゃ大賞』supported by 楽天ママ割です。
楽天ママ割は、子育て中のママやパパが登録するサービスですが、おもちゃ大賞の投票は一般ユーザーも受け付けています。

賞にエントリーされる商品の条件は、レビュー投稿数5件以上&高レビュー。そして、楽天ママ割で働くママ社員などで構成される実行委員会の審査を通ること。

選考委員の東京大学大学院教授 開一夫氏、玩具研究家 岩城敏之氏、楽天おもちゃ大賞実行委員会による最終選考会にて、“本当に役立つおもちゃ”が決まります。

初開催は2017年なので、まだ歴史は浅いです。
なお、2017年度の楽天おもちゃ大賞を受賞した「小さな大工さん」と楽天が協業し、『楽天限定おもちゃ』が作られています。

部門

ぞっこんおもちゃ賞……夢中になって遊ぶというレビューの多かった商品
きゅんとするおもちゃ賞……おもちゃで遊んでいる子どもの姿を見て、パパとママが“きゅん”とする商品
仲良しおもちゃ賞……親子や友達と仲良く遊べる商品
プレゼントにあげたいおもちゃ賞……記念日に贈りたい商品

2017年の受賞商品

ぞっこんおもちゃ賞……マリオブローニ カラコロツリー、マグフォーマー。
ぐっすりおもちゃ賞……トラセリア ムートンオルゴール
仲良しおもちゃ賞……木のおもちゃ おままごとミニキッチン、積み木ブロック
きゅんとするおもちゃ賞……スパイス フラワーテント、エルゴベビー ドールキャリア
特別賞 今年話題のおもちゃ賞……キュボロ

2017年の受賞メーカーは、株式会社ボーネルンド、株式会社スパイス、小さな大工さん、株式会社Souvenirs、株式会社ダッドウェイです。

日本玩具協会の賞に比べると、見た目が地味と言いますか、キャラものじゃないシンプルな商品が目立ちます。
傾向としては木製の玩具で、娯楽性よりも知育要素が強い印象がります。

Amazonの知育・学習玩具大賞とは

「子どもの知的興味・関心を伸ばしたいが、何が良いのかわからない」というニーズを受け、2016年に「Amazon.co.jp 知育・学習玩具大賞」が設立されています。

知育学習玩具ストアのラインアップから、利用者や専門家の意見の下に“子どもの知的発達や好奇心を掻き立てる遊びができる商品”を選定しています。

一次審査では、特定の時期に発売された知育学習玩具の中から、Amazonのカスタマーレビューなどから選定。
二次審査では、育・脳科学の専門家、英語に精通したAmazon社員による審査が行われます。

協賛企業・ブランドは、レゴ、フィッシャープライス、ベビラボ・ブロックラボ(バンダイと日立ハイテクノロジーズ、日立製作所が共同で開発)、学研ステイフル、ナノブロック、PINOCCHIO(ピノチオ)、K's Kids、ボーネルンドなど。

部門

部門賞……プログラミング部門、サイエンス部門、英語部門
審査員特別賞……審査員が選んだ玩具
Amazon特別賞……Amzonの社員が選んだ、次世代の子どもたちのための知育・学習玩具

2016年にあったアイデア賞がなくなったり、部門賞の名称が変わっていたりと、まだ固定されている感がありません。

日本玩具協会が主催している日本おもちゃ大賞2013で、エデュケーショナル・トイ部門 大賞を受賞した「わごむパターンボード」がアイデア賞に選ばれていたり、同賞2017の優秀賞「プログラミング・ロボ コード・A・ピラー」がAmazon特別賞だったりと、被っているところもあります。

プログラムやパズル系が多い印象があります。

 

まとめ

おもちゃ大賞は、主催団体ごとに審査方法や対象商品が違いますが、良いおもちゃを広めたいという意図は一緒だと思います。

賞の歴史で言えば、日本玩具協会が主催する日本おもちゃ大賞が古く、それ以外は新しく始められた賞になります。
印象としては、子供が欲しがりそうな日本おもちゃ大賞の商品と、親が子に与えたい玩具が選ばれている楽天とAmazon。そんな風に感じるところがあります。

おもちゃの消費サイクルは早いので、数年で市場から在庫が消えていきます。
賞を受賞した商品も例外ではなく、数年前の受賞商品は中古でしか手に入らなくなっていることも珍しくありません。
それはキャラものに限った話ではなく、全体的に言えることです。数年前の受賞商品を調べていると、在庫切れの商品ページばかり目につきました。

なので、欲しいと思ったときに買っておかないと、新品で手に入れられる機会を失うことになるでしょう。

プレゼント用の玩具を選ぶのに、賞を参考にしたい方もいらっしゃるはず。
そんな人にオススメなのは、タカラトミーの公式サイトやYoutubeチャンネルです。

日本おもちゃ大賞の受賞メーカーとしては、タカラトミーが圧倒的なので、そっちで見た方が手っ取り早いかも。
日本玩具協会の発表ページには、商品を購入できるページへのリンクが無いので、買いづらいという意味で。

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