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ごぎょう

モンドセレクションとは|申請代行業者と2019年の受賞製品

投稿日:

ポイント

・商品の品質に関する賞
・食品部門だけじゃない
・ベルギーの民間団体が運営
・審査員賞は、各部門1点だけ
・公式サイトで申請代行業者を紹介

モンドセレクションとは

モンドセレクション

モンドセレクションは、商品の品質に関する賞です。
審査を行っているのは、1961年にベルギー経済省やECの支援によって設立された民間団体。

対象となる製品ジャンルは、食品、ダイエット&ヘルス、化粧品&トイレタリー製品、ビール&水&ノンアルコール飲料、スピリッツ&リキュール&清酒。
これらは、他の製品と比較して受賞が決まるのではなく、それぞれの採点で賞が決定します。

各賞の得点

優秀品質銅賞:平均得点が60点~69点
優秀品質銀賞:平均得点が70点~79点
優秀品質金賞:平均得点が80点~89点
優秀品質最高金賞:平均得点が90点~100点

製品に優秀品質ラベルを表示できる期間は、3年間
40年連続で何らかの優秀品質を受賞すると、エメラルド・プレステージ・トロフィーが贈られます。
25年連続時点では、25周年記念トロフィー。10年時点では、クリスタル・プレステージ・トロフィーが贈られます。
インターナショナル・ハイクオリティ・トロフィーは、優秀品質金賞か最高金賞を3年連続で受賞すると贈られます。

なお、各カテゴリーにおいて1点、際立った特質を備えている製品に贈られる審査員賞があります。

ワインに関しては、インターナショナルワインコンテストがあり、こちらは文字通り「コンテスト」なので、他の製品と競い合うことになります。
受賞は、総数の30%を超えないというルールもあります。

ワインコンテスト

銅賞:80点 以上
銀賞:82点 以上
金賞:85点 以上
最高金賞:92点 以上

タバコ部門

2020年度の登録手順を見ると、タバコ部門が存在します。
応募製品の登録と受理は10月~1月。結果は、5月末から6月初旬に発表。
※ 製品によって応募スケジュールの〆切が違うので注意。

審査

審査はジャンルによって異なりますが、大きく分ければ「官能分析」と「化学分析や細菌分析」です。

官能分析は、経験豊富な専門家による感覚器官を使った分析です。簡単に言えば、テイスティング。試食、試飲、試用といったところ
希望者には、400ユーロで「官能分析レポート(審査員コメント入り報告書)」が届きますが、これは スピリッツ&リキュール、ビール&飲料水&ソフトドリンク、食品ジャンルに限ります。
※ 「評価基準に基づいての結果グラフ」は無料です。

化学分析は、成分表や栄養価に関する情報を評価するための分析です。

食品であれば、最少8名の専門家で構成される審査員会が、味、香味、食感、風味、口内感覚、成分および成分に関する表示の明確さ、パッケージ、調理のしやすさ、使用説明といった製品の品質に対する全体的な分析をし、付けた点数の平均点で評価します。

賞の審査方法に関しては、この1~2年で変わった点もあるので、数年前に書かれた「お金で買える賞」みたいな記事を鵜呑みにするのは、よくないかも。

ワールドビジネスサテライト

「ワールドビジネスサテライト」にて、2017年度は『受賞2,700点のうち、日本は1,800点』で、『銀や銅を含めれば、90%近くが受賞』している状況を伝えました。
申し込み費用は、食品部門なら27万円と出ていますが、あくまで当時の為替レートでの価格でしょう。ユーロを円に換算すると、そのくらいという数字です。
費用に関しては、次項にて。

同番組では、2018年度の賞に関して『WBSの報道きっかけに… モンドセレクションが変貌!?』と、その変化を伝えています。
評価シートの導入とスコアの明示。食品の健康被害問題が深刻な中国の受賞が目立つようになった等々。

実際、2019年度の地域別の応募状況を見ると、アジアは19ヵ国、775企業、2,154製品と多いです。
全体数は製品が2,948点、受賞企業は1,043社なので、アジアが7割。
次に多いのはヨーロッパ、アフリカ、南米、北米、オセアニアと続きます。
参照元:2019年に応募があった国|モンドセレクション

評価シートはレーダーチャートになっていて、食品部門の項目は「パッケージ」「見た目」「風味」「香味」「あと味」「食感」です。

応募費用

2020年度の応募用紙を見ると、食品部門は「応募商品が2点以下の場合」は「1,200ユーロ/商品」で、「3点目以降の応募費用」は「1,050ユーロ/商品」となってます。
ただし、「詰め合わせ商品」は「1,500ユーロ/商品」になります。

ダイエット&ヘルス、タバコは「応募商品が2点以下の場合」は「1,250ユーロ/商品」と、食品などより高いです。

応募にあたって、サンプルを送ることになりますが、こちらの送料も負担することになるので、製品によってかかる費用は違ってくるでしょう。銀行手数料も同様。

1ユーロ117円で計算すると、最低でも140,400円に送料がかかる計算です。
授賞式への参加費用を除けば。

公式サイトには日本語表記もありますが、商品登録用紙の情報は英訳する必要がありますので、場合によっては英訳の費用が かかることも……。

申請代行業者

英訳や海外の賞への応募と聞いただけで尻込みする人もいるでしょう。
そういう人向けの需要があるのか、モンドセレクションには申請代行業者が複数存在します。

公式サイトで「サポート業社」として紹介されているくらいなので、かなりの企業が利用しているのでしょう。

紹介されている代理店は下記の通り。

サポート業社

株式会社 ByThink
株式会社 Foods R&D
一般社団法人 IQGA
一般社団法人日本代理店協会
ジェットエイト株式会社
License Japan Inc.
ノルド・トレード・カウンセル
株式会社ソシア
株式会社トランスファクトリー

モンドセレクションは当研究所の独立性と公平性を維持するために代理店との商業契約および手数料を徴収したりすることは一切ありません。モンドセレクションは、代理店によって提供されるサービスについて責任を負いません。
引用元:サポート業社|モンドセレクション

2019年の受賞製品

一通り、どんな賞かわかったところで、2019年の受賞製品を見ていきます。
まず、各部門で1点しか選ばれない審査員賞から。

審査員賞

審査員賞

スピリッツ&リキュール部門「Tiger Gin(United Kingdom)」
ビール&水&ノンアルコール飲料部門「Viloe(China)」
食品部門「Gindara (Sablefish) with Saikyo Miso(Japan)」
化粧品&トイレタリー部門「Luteick Moisture Gel(Japan)」
ダイエット&ヘルス部門「Yubei Lutein + DHA algaie oil Sofgels(Taiwan)」

日本で受賞しているのは、味の浜藤の「銀鱈西京漬(笹巻)」と、株式会社プロティオスの「ルーテック モイスチャージェル」です。

審査員賞は、際立った特質を備えている製品に贈られる賞。
つまり、西京漬やモイスチャージェルに、際立った点が見られるということ。
「ルーテック モイスチャージェル」の評価シートは公開されているので、リンク先に行けば「容器のデザイン」と「技術革新」の項目が、特に評価が高いのが わかります。

ちなみに、この商品はEGF配合の美肌ジェルです。
EGFは、Epidermal Growth Factorの略。和訳すると、上皮成長因子。成分的には、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1。
アメリカの生物学者でノーベル賞 受賞者のスタンレー・コーエン博士によって発見された“細胞再生因子”で、化粧品の成分として よく使われています。

おそらく、技術革新として評価されたのは、最新ナノテクノロジーの方。

食品賞を受賞した製品

食品部門の賞の中から、気になったものをチョイスしています。どれも日本の商品です。

次世代たこ
アパ社長カレー
キャラパキ 発掘恐竜
ブルボン「チーズおかき」
ギンビス「たべっ子どうぶつ」
不二家ホームパイ 大人のリッチチョコ ファミリーパック
不二家 LOOK 3
キッコーマン「おいしい無調整豆乳」
森永「純ココア」
森永「牛乳で飲むココア」
森永「ミルクココア」
横浜大飯店「杏仁ソフトクリーム」
横浜大飯店「中華街の四川式麻婆豆腐がつくれるソース」
湯浅醤油
なか卯「こだわり卵のプリン」
すき家「とろ~りコクぷりん」
すき家「ムース仕立て濃密ショコラ」
フライヤ「厚切り牛タンシチュー」
愛しとーと「うま味だし」
大阪特撰なに和ふわり
抹茶・大阪の巻。
富山湾の宝石マリネ(しろえび)
イオンベーカリーの「明太子フランス」
COCOLAB MCTオイル
月化粧生サブレ
おりづる(百年からす麦 クッキー)
特選パウンドケーキ「國輝」
ボンとらや「初代 寅蔵(どら焼き)」
ボンとらや「あんぱんまんじゅう」
BOSTON スティックケーキバター
ブールミッシュの「Mille-Frette(ミルフィーユのようなワッフル)」
ホームセンターのカインズ「鉄分が摂れるグミ」
パッコビアンコ「ガトーフィナンシェ」
いつきのみやクッキー
大栄フーズ「スリラッチャホタテ」
パブロダックワーズ チーズタルト味
犬用スイーツのCheri WAN「米粉パンケーキミックス」
Qua「うさぎの魔法 にんじん&コーン」
Qua「花ショコラコンフィ」
福島 かりんとうラスク
神戸フランツ「魔法の壷プリン」
神戸フランツ「神戸もちトロチーズ」
あずき粉菓子もろこし
フタツキ「MITSUKI(サブレ)」
がんこフードサービス「究極のおぼろとうふ」
がんこフードサービス「豆乳バームクーヘン 抹茶」
東京ぽてと
日本三大珍味 海味賜(うまし)
チーズタルト専門店BOMBOMY「マスカルポーネタルト」
石川園の「お茶畑ようかん」
粒あずき飴
博多くお~か(トッピング菓子)
岩泉ヨーグルト
ヨネスケのこだわり天むす
かじのや「北海道小粒納豆」
かじのや「しそのり納豆」
川越屋「きなこくるみ」
川越屋「黒糖くるみ」
健康家族「有機黒にんにく 黒琥珀」
喜久家「カシスの酢」
喜久家「きび酢」
デルモンテ リコピンリッチ
小松屋商店「こんにゃく芋だけで手造りしました」
吉屋佳長「大阪いかせんべい」
たこ焼きまんじゅう
水沢とうふ あわ雪
八雲だんご「チョコマント」
丸永製菓「あいすまんじゅう」
丸永製菓「きなこもち」
丸永製菓「抹茶白玉ぜんざい」
マルト製菓「クーベルショコラ」
マルト製菓「長崎かすていら」
マルト製菓「瀬戸内レモンケーキ」
ちゃーしゅうや武蔵「武蔵のちゃーしゅう」
日本ハム「美食の定番 切り落としざく切りベーコン」
五月ヶ瀬「メイシャローズ」
五月ヶ瀬「五月ヶ瀨煎餅(ハードクッキー扱い)」
魚城の玉子焼
横浜乃風
ゆふいん菓子工房五衛門「甘太のすいーとぽてと」
ゆふいん菓子工房五衛門「半熟チーズケーキ」
山梨ワインレーズンショコラ
伊藤農園「ピュアフルーツ寒天ジュレ みかんジュレ」
ロイヤル「バターカステラ」
ふんわりチョコタン
トーラク「神戸プリン」
トーラク「ロイヤルカスタードプリン」
壺屋総本店「き花」
道の駅なんぶ「福ひとつ」
桔梗信玄ビスキュイ
落花生Nanatsu
宍道湖しじみパイ
京嵯峨寶楽庵「月とと(ゆず豆乳バウム)」
南部煎餅アーモンドふろらんたん
シノブフーズ「epi mou ミックスサンド」
シノブフーズ「黒米と甘酢唐揚げ弁当」
真誠「香ばし金ごま塩」
白雪食品「源五兵衛 すいか しょうゆ漬け」
ベイシア「麦茶」
名古屋ふらんす
白樺堂 たっぷり果実ジャム
白樺堂 くるみ最中
ハタダ栗タルト
ベルジェ・ダルカディ弁慶堂「大人のレモンケーキ」
エクセルヒューマン「黄金の哲学(カステラ)」
かねきち「上総の月」
コータコート「ベリーミルクバームリッチ仕立て」
たまごファミリー「クイーンズブリュレ」
たまごファミリー「馬路村柚子のバウム」
神戸シェフクラブ ロイヤルカスタードプリン
やきとり ひびき「秘伝のみそだれ」他、たれ多数
花畑牧場 生キャラメル
北風の旅人
地中海レモンドーナツ

博多ふくいち「辛子明太子」をはじめ、明太子は多いです。海産物自体が多い印象ですが、取り上げても面白くなさそうなので、上記一覧ではスルーしています。
生姜も同様で、「紅しょうが」「しょうがフレーク」「おかずしょうが」と豊富でした……。
あと、麺類も定番ですね。うどんは、「讃岐うどん ゆう玄」「半生うどん 鶴のゆめ」「森のうどん」など。ラーメンや素麺、そばもありましたし、そばつゆ単品でも受賞していました。

肉類は「麻布老舗工房 日進ハム」など、ハム類が多かったように思います。
他にはプルーン、お茶なども……。
お茶に関しては、台湾の企業が「日式緑茶」で受賞していたのは驚き。

公式サイトと言えど、商品画像と英語表記の商品名しか情報が無いので、探して買うのは大変です。
特に、「厳選素材フルーツグラノーラ」は、何もプリントされていないパッケージなので、特定できませんでしたし……。

まとめ

モンドセレクションは、ベルギー経済省が設立に絡んでいると書いた時点で、他の賞のことが脳裏をよぎりました。

ベルギーの首都「ブリュッセル」には、「国際味覚審査機構(iTQi)」の本部があります。
ブリュッセル国際コンクールも開催されていて、日本酒部門の「SAKE-selection」が2018年に新設されました。

チョコレートでよく見る「ベルギー王室御用達」も含め、そういうのが多い土地柄なのかもしれません。

それはそうと、iTQiにも申請代行業者が存在するので、賞がビジネスとして確立しているのでしょう。
受賞した製品に関して確実に言えるのは、そのための費用と時間を費やせる製造元だということ。
広告費として捉えた場合、売り上げが前年比の数倍というのも珍しくないので、費用対効果としては良いのではないでしょうか。

それだけ、権威付けに弱い人が多いとも言えますが、それは日本人に限った話ではないでしょう。
サブプライムローンのとき、AAAの格付けをしていたから、安心して買った人が少なくないように……。

ただ、受賞したからといって、それをアピールしないと売り上げには繋がらないかも。
間違っても、「モンドセレクションの公式サイト」に載るから、売り上げが上がるとは思ってはいけません。

なぜなら、確認しづらいからです。
食品部門をチェックすればわかりますが、山のような製品数なのに、1ページで全製品を紹介しています。しかも、ランダム表示で。

そういう仕様にしているのは、受賞した製品を平等に紹介するためでしょうが、見る側からしたら最悪。
商品の詳細を見て戻ると、ランダムで再表示するので、チェック済みと未チェックが混ざります。なので、パソコンで見るときは「新しいタブで開く」を選択し続けることに……。
製造元サイトへのリンクもないので、買いたい場合は自分で検索して探すことになります。

個人的には、ランダム表示を続けるのであれば、商品カテゴリー別にページを作り、1ページ当たりの表示時間を減らすべきだと思います。
その方が、見たい商品を見つけやすいでしょうし……。

あと、ソート機能として金賞、銀賞、銅賞で分けられればいいですね。
それに関しては、上記のピックアップにも言えます。分ければよかったと、後悔しました。

そんな見づらい公式サイトなので、食品部門のチェックだけで嫌になり、他の部門は確認するのをやめました。
気が向いたら、そのうち付け足すかもしれません。

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