5行で解説するサイト

ごぎょう

評判

着物の買取で、高く売れるのは?|バイセルの評判も確認

更新日:

着物が幾らで売れるのか気になったので、調べてみました。

最初に断っておきますが、まともに着物を着た経験もなければ、知識もない人間が書いていますので、詳しい人には退屈な内容かも。

売られた着物の行き先

タンス

写真は、うちにある嫁入り道具のタンスです。
一緒に持ってきたのは、鏡台、着物だったと聞きます。

そういった品々は、今や昔のもの。
大きなタンスなんて、置き場所に困るので、これ自体を処分したい人も多いでしょう。
しかし、ブランド家具でもない限り、買い手がつかないので、買い取るところもないとか……。

我が家でも、邪魔もの扱いされるようになり、まずは収納されている着物の買取を調べることに。

「古い着物なんか、誰が買うんだろう」という疑問がありましたが、全国の質屋を調べた際に、買取対象にしている店舗が少なくないと知りました。

買い取られた物は、リサイクル着物として販売されるほか、糸をほどいて使うとか、テーブルクロスにするみたいな話も耳にしたので、まだまだ需要があるのだと思います。

着物の専門業者向けオークションもあるので、その市場は小さくないのでしょう。
このオークションに関しては後述。

家にあった着物

小紋

さっきのタンスから、幾つか着物を引っ張り出してみました。
最初に手にしたのは、簡素な感じの着物です。

これは小紋という普段着用の着物なんだとか。
この辺の種類からして、着物を着たことがない人間にはチンプンカンプンです。
なので、聞き慣れない単語を聞くたびにメモし、後で調べることに。

着物の一部

着物は、たとう紙に包まれていて、小窓から着物の柄がわかるようになっていました。
たとう紙は和紙でできていて、通気性と除湿効果が高いそうです。

着物の帯

ひときわ派手な柄のもありましたが、こちらは帯だそうです。
値段は、20万円だったとか……。

「着物に定価はない」みたいなことも聞きますが、その辺のブランドものの服より高いですね。
洋服で言うなら、20万円のベルトですよ。
ブルガリの皮ベルトだって、5万円台。次元が違いますね。

高い帯だと どれくらいで売れるのか調べたら、最大で20万円という数字が……。

帯の種類は、丸帯、袋帯、名古屋帯、半幅帯とあるようで、有名な産地、人気作家やメーカーだと高いようです。~20万と表記されていたのは袋帯です。

価格の参照元:着物の帯はいくらで売れる?高額査定が狙える帯の種類と帯の買取相場

※ 帯の状態、長さ、色や加工によって価格は変わる模様。

高く売れる着物とは

まったく着物に詳しくないので、知ってるのは「未婚は振袖OK、既婚者は留袖」「何とか友禅は高い」「応仁の乱からの西陣織」といったことくらい。

先の参照元には、着物に関するわかりやすい説明もあったので、高く売れる物は何かに注目し、一通り読んでみました。

まず、着物の種類は、留袖、振袖、訪問着、付け下げ、小紋、色無地、紬、友禅、上布、沖縄着物、アンティーク、男性着物、作家着物、袋帯、名古屋帯、丸帯、半幅帯、反物……といった具合。
帯と着物が混ざっていますが、こんな感じでした。
着物とセットで使うものには、和装小物、和装上着があります。

比較的、高い値が付くのは「格」が高い着物。
普段着よりも、礼装ですね。結婚式に着て行ける物が高いです。

驚いたのは「証紙」の存在です。
ブランド時計で言うなら、ギャランティカードみたいなものが、着物には付いていたんですね。知りませんでした。

付いていないのもありますが、「着物 証紙」で検索すると、独特なデザインのロゴなんかが出てきて、ちょっと楽しくなります。
この証紙があるとないとでは、買取額に差が出るようです。

専門知識のないクリーニング店に出すと、劣化を招いて価値を下げてしまうこともあると知りました。
なので、場合によってはシミや汚れなど、そのままで売りに出す方がいいとか。

あと、リサイクルショップは重量ベースのkg換算なので、着物を売るなら専門店ですね。

高値になるポイント

以下は、アレコレ読んでメモしたポイントです。

ポイント

・証紙がある
・有名作家の「落款」
・振袖は袖が長いほど高額
・久米島紬、大島紬、牛首紬、結城紬、塩沢紬
・京友禅、加賀友禅
・越後上布、宮古上布、能登上布
・沖縄の読谷山花織(よみたんざんはなおり)
・アンティーク着物(100年以上前の)

着物の落款

「証紙」に関しては前項で書きましたが、着物の有名作家になると「落款(らっかん)」を残すそうです。
画家のサインみたいなものでしょうか。自分が手掛けたという証ですね。
落款は「署名」や「雅号(雅号)の印」のことなので、画像検索するとハンコっぽいのが多く出ます。雅号はまぁ、ペンネームですね。

※ 上の写真は、バイセルが素材として提供しているもの。「BUYSELL」のウォーターマークが入っているのは、そのため。

振袖は、袖の長さが違っていて、3種類あるそうです。
長いほど高いというのは、布面積から言っても、納得しやすいですね。

紬(つむぎ)は、紬糸を使って織られる着物。
紬糸は、蚕の繭やくず繭から紡がれるので、糸の太さが均一じゃないです。
くず繭とか、太さが均一じゃないとか言われると、安いような印象を持ってしまいますが、製作技術が国の重要無形文化財に指定されていることもあり、高値で取引されるのもあるそうです。

何とか友禅という言葉を聞いた覚えはありましたが、それが染め技法を指しているとは知りませんでした。
扇絵師「宮崎友禅斎」の名前が由来なんだとか。
と言っても、手描きがメインの「本友禅」、型紙を使用する「型友禅」、糊を使用する「玉糊友禅」と、種類があります。

上布は、上等な布の略。
素材は麻で、正絹が使われだす前のものだとか。
幕府に献上された品もある模様。

文化財としての価値

着物を調べていると、「無形文化財」という言葉をよく目にします。
それだけ、無形文化財として指定されているものが多いということ。

作家の中には「人間国宝」の方もいらっしゃるので、当たり前と言えば当たり前。
人間国宝は通称で、重要無形文化財の各個認定の保持者を指すようなので。

ちなみに、人間国宝の定員は予算上116人。
予算については、下記の助成金を参照。

重要無形文化財の保持のため,国は,各個認定の保持者(いわゆる「人間国宝」)に対し特別助成金(年額200万円)を交付しているほか,保持団体,地方公共団体等の行う伝承者養成事業,公開事業に対しその経費の一部を助成している。
参照元:無形文化財 | 文化庁

一度認定されれば、取り消されないので、ずっと人間国宝のままです。
人間国宝の方が亡くなられた場合、定員の枠は空くわけですが、亡くなられた方の人間国宝認定は変わらないので、2018年1月の時点では認定延べ人数は363名(実人員360名)います。

※ 工芸技術の部に、重複認定者がいるので、実人員よりも多くなっています。

どんな文化遺産があるのかは、文化庁と国立情報学研究所が共同で運営している「文化遺産オンライン」のデータベースで検索できます。

着物を自己鑑定

切手は、Googleの画像検索を使えば、おおよその価格は推測できました。
下記リンク先は、そのときの記事です。

アイコン用切手
切手の買取額をネットで調査|バイセルで高く売れそうなのは?

出張買取の「バイセル」を調べた際、切手も買い取ってると知り、家にあるのを確認しました。 知人からもらった切手のほかに、家族が集めていたのも出てきたので、ネットで画像検索したところ、名称と販売価格がわか ...

続きを見る

着物も、証紙や落款があるものなら、そこから推測できるはず。
そう思っていましたが、切手のようには いきませんでした。

証紙で画像検索をすれば、関連するサイトは見つかりますが、具体的な値段には辿り着かない。
よくて、「だいたい、このくらい」という大まかな範囲が示されているページが見つかる程度。
落款に至っては、似たような柄の着物が出ればマシな方で、無関係のものがよく出る始末……。

切手のようには、いきませんでした。

着物の売り先

着物の買取額を自分で調べることは できませんでしたが、買い取る着物の種類と言いますか、評価が店舗によって割と違うことを知りました。

どこが妥当な価格判断を下せるのかを考えると、仕入れた着物を多くさばける業者の方が、市場価値を適切に把握しているんじゃないか。
地元で販売するしかない店舗と、ネット販売もしている店舗では、リーチできる人数が違うように、着物業者の仕入れ元になるところがベターじゃないか。

そこで、最初の方で書いた「着物の専門業者向けオークション」の話になります。

バイセルの評判

以前、バイセルについて調べた際、毎月 自社の建物で業者向けのオークションを開催していると知りました。

じゃあ、売るなら……ということで、バイセルの評判についても、下記リンク先で調べています。

バイセル
出張買取「バイセル」の評判|買取金額の目安

「バイセル」で働いてる人と話す機会があったので、そこで訊いたことと、後で気になって調べたことを書いてみました。 バイセルでは、ブランド品、着物、切手、貴金属、宝石、家電などを買い取っていますが、訊いた ...

続きを見る

バイセルの買い取り実績、「どんな着物を いくらで買い取っているか」は、下記リンク先で見られます。

→ 「着物買取専門/バイセル

バイセルでは宅配買取や持ち込み買取もしていますが、たくさん着物があるなら出張買取で来てもらった方が楽でしょう。
査定料は無料ですし。

-評判
-

Copyright© ごぎょう , 2024 All Rights Reserved.