通販サイトの売れ筋ランキングに入っているノートパソコンの評判や口コミを調べてみました。
最初に断っておきますが、これを書いているのは、パソコンの知識が豊富な人間ではありません。今まで購入したパソコンは5台くらい、自作は未経験、使用歴は20年程度、職場で覚えたようなタイプです。
マニアに比べれば、素人みたいなもの。
逆に、ハイスペックに興奮するタイプじゃないので、一般の目線に近いかもしれません。
楽天市場の売れ筋
楽天市場の売れ筋は、「楽天市場トップ」⇒「ランキングトップ」⇒「パソコン・周辺機器」⇒「パソコン」と下っていけば見られます。
期間は、「リアルタイム」「デイリー」「週間」と絞れます。「月間」は選択不可でした。
以下の文章は、記事作成日である2020年4月の週間データを元に書いています。
中古が独占
ノートPC、デスクトップPC、スティックPC、ワークステーションと、ジャンルの対象を絞れますが、絞らずとも上位はノートPCになるはず。
ショップ名に「中古パソコン」と入っているところが目立ちます。
中でも「中古パソコンとPCパーツのOA-PLAZA」は、お買い物マラソンなどで激安パソコンを出すところ。
「中古パソコン くじらや」も、目に留まります。
そんな中古勢の中で1位になっていたのは、「マンツウオンラインショップ」の32,800円モデルでした。こちらも中古。
HDDではなく、起動の速いSSDで、CPUもCeleronなどではなくCore i5。
中古ですが、ちょっと驚きますね。SSDは新品に換えているようです。
楽天市場でよく見る「店長おまかせ」系で、東芝、富士通、NEC、DELL、HPといったメーカーの中から、どれか1台を選んで送られるので、メーカーの選択はできません。
中古のノートPCに「Office付き」と書いているケースは多いですが、「WPS Office」というキングソフトのオフィスソフトなので、マイクロソフトのオフィスが欲しい人は注意。
Google スプレッドシートやOpenOfficeで事足りる人は、スルーしてください。
マンツウオンラインショップの中古パソコンのレビューは、下記リンク先にて。
時期が時期だけに、「在宅勤務」「テレワーク」と商品名に入っていますが、中古は「働き方改革推進支援助成金」の対象外だったような……。
東京しごと財団の資料には、「対象外経費」として「消耗品費 中古物品」とあります。
この助成金は、テレワークに取り組む中小企業事業主に対して、その実施に要した費用の一部を助成するもの。
1人あたりの上限は、10~20万円。詳しくは、下記リンク先にて。
新品でベスト10にランクインしていたのは……
エディオンで販売している「マイクロソフト Surface Laptop 3」が136,180円。
HP Directplusの「HP 14s (型番:7XJ17PA-AABM)」で59,500円。
レノボ・ショッピングの「Lenovo Ideapad S540」で58,938円。
エディオンのは、Office Home&Business 2019付き。
HPは、WPS Office。
楽天ビックで販売していた32,800円の「ASUS E203MA-4000G2」や「4000W2」は、在庫がなくなったのか、商品ページが表示されない状態でした。
Dynabook Direct は、もう少しで10位圏内でした。
人気なのは114,400円の「dynabook EZ35/LB」で、こちらは既に売り切れ。
需要が増したせいか、入荷待ちや売り切れが目立つので、いいと思ったら即購入しないと厳しいかも。
Amazonの売れ筋
Amazonの売れ筋は、「Amazonトップ」⇒「ランキング」⇒「パソコン・周辺機器」⇒「ノートパソコン」と下っていけば見られます。
ランキングは、1時間ごとに更新されています。
以下の文章は、記事作成日である2020年4月のデータを元に書いています。
ある日のランキング
1位:GLM 超軽量 薄型 PC ノートパソコン 在庫なし
2位:GLM 超軽量 薄型 PC ノートパソコン 44,800円
3位:Dell ノートパソコン Inspiron 14 5490 86,530円
4位:Dell ノートパソコン Inspiron 14 5490 81,800円
5位:wajun Pro-9x 39,999円
6位:富士通 A574 21,700円から(中古)
7位:富士通 A553 8,800円から(中古)
8位:GLM 薄型 ノートパソコン 44,800円
9位:wajun Pro-8 39,800円
10位:マイクロソフト Surface Go 75,000円
GLM、wajunは、初めて目にしました。
GLM
GLMは、グローバル商事株式会社のGM-JAPAN GLMシリーズのモデル。
グローバル商事株式会社は、東京都板橋区 サンビュー北池袋103にある2010年設立の会社で、主な事業はオリジナルパソコンGM-JAPANの製造販売、パソコンパーツ・ソフトウェア・パソコン周辺機器の販売、中古パソコン販売・買取、サポート・修理。
「中古パソコン通販のUsed Fun」を運営しています。
会社サイトでは、2~4万円台のモデルが一覧になっています。
CPUは、CeleronやAtomですが、破格は破格。
そりゃ、売れますよ。
ただし、販売ストア名が「PC-SKY」だと、販売業者は合同会社アース。
「マルチョウ売店」だと、販売業者はグローバル商事株式会社。
マルチョウ売店の古物商許可証番号は308995501325ですが、グローバル商事株式会社が運営する「Used Fun」は東京都公安委員会許可 第305511009284。同じじゃないですね。
マルチョウ売店のストア評価は、下記リンク先で見られます。
wajun
wajunは、ワジュンと読むようで、販売ストア名はワジュンPCとなっていました。
漢字で書くと、和順商事株式会社。
こちらも、東京都板橋区にある会社で、古物商免許番号は東京都公安委員会 第305561506028号。
会社のサイトは無さそうですが、ストア評価は下記リンク先で見られます。
⇒「wajunのストア評価」
東芝、富士通、Panasonic、NEC、HPの中古パソコンを扱っているので、そっちで見かけるケースも多そうです。
ヨドバシ.comの売れ筋
ヨドバシ.comの売れ筋は、「ヨドバシ.comトップ」⇒「パソコン」⇒「パソコン・タブレットPC」と下っていけば、『「ノートパソコン」のランキングを見る』というリンクがあるので、その先で見られます。
ランキングは、特定の時間に更新されているようで、一日のうちで何度か変わります。
ある日のランキング
1位:アップル Apple MacBook Air[MVH52J/A] 148,280円
2位:NEC PC-NS300RAR-YC LAVIE Note Standard 126,280円
3位:Lenovo 81UM0022JP 126,280円
4位:Lenovo 81UM0021JP 109,780円
5位:アップル Apple MacBook Air[MWTK2J/A] 115,280円
6位:アップル Apple MacBook Air[MVH22J/A] 148,280円
7位:NEC PC-NS500RAB-YC LAVIE Note Standard 137,280円
8位:Dynabook P2T5LDBL 169,800円
9位:DELL NI355L-9WHBS 104,800円
10位:DELL MI753CP-9WHBC 139,800円
他に比べて、単価が高い印象があります。
中古が入ってこないので無理もないですが、価格帯の違いはテレビでも見られました。
こちらは、その日のうちに何度も変わるランキングなので、ランクインした商品を掘り下げることはしません。
最後に
状況が状況なので、前提として「在庫があるところ」で買うしかないですね。
ランキングに入っていても「予約」「入荷待ち」は珍しくないので、すぐに必要な人は「在庫あり」や「入荷が早いもの」を選ばないといけないでしょう。
個人的には、プライベートで、東芝、富士通、Lenovo、仕事でDELLのを使ってきましたが、メーカーの違いを強く感じたことはありません。
せいぜい、国産は要らないソフトが大量に入っているとか、その程度。
今は、BTOパソコンを使っています。
OSが違うAppleのMacBookやChromebookを抜きに考えると、あとは予算との相談になるでしょう。
これからWindowsを買うなら「10」一択。
新品なら、大半が64bit版だと思うので、そこは気にしなくていい気がします。
CPUは、Celeron < Core i3 < Core i5 < Core i7 な感じですが、私的にはCore i5 は欲しいかなと。
Core iシリーズは、そのあとに続く4桁の数字が大きいほど、新しい世代になりますが、そこまで……というのが正直なところ。
コア数は、「多いといいな」くらいの解説にしておきます。検証したい方は、「CPU-Z」というソフトを入れてチェックするのも一興。
ぶっちゃけ、3Dのゲームや動画編集をしないなら、低くても問題ないでしょう。
画像編集ソフト「Photoshop CC」の推奨スペックは、Core 2 または AMD Athlon64 で、2GHz以上といった指定があるので、使うソフトを考えてから選んだ方が無難ですけども。
何かと話題のZoomのシステム要件は、CPU デュアルコア2Ghz以上。メモリは4GB。
下記リンク先では、ネットワーク周りの要件も書かれています。
ネットに繋ぐということで、ウイルス対策ソフトも考える要素の一つ。
有料のソフトを買う、Avastの無料版を使うといった選択肢がありますが、Windows 10 に最初から入っている「Windows Defender」が優秀なので、別に用意しなくても……。
こういったソフトは、更新され続けないと意味が無いので、その評価は日々変わることでしょう。
なので、独立機関「AV-TEST」の報告を参考に、良さそうなものを選ぶか、「Windows Defender」のままか……。
あと、久しぶりに買う人は、「SSDって何?」となるかもしれません。
今までストレージは、価格が安くて大容量の「HDD(ハードディスクドライブ)」が主流でした。
それが、価格が高くて容量は少ないですが、データの読み込みや書き込みスピードが早い「SSD(ソリッドステートドライブ)」に、トレンドが移っています。
と言いますか、SSDに慣れると起動が遅いHDDには戻れません。
メモリは、最低でも2GB以上。いや、4GBはないとダメでしょう。OSが動かないので。
Microsoftの「Windows 10 の仕様とシステム要件」というページに、「64 ビット版では 2 GB」とあるので2GB以上と書きましたが、やっぱり動作には余裕が欲しいです。
画面の大きさや解像度は、作業環境にもよるでしょうから、ここはスルーします。
以前は当たり前のように光学ドライブが付いていましたが、それがないモデルもあるので、必要な人は要チェック。
なくても、外付けのを買えばいいだけなんですけどね。
「Microsoft Office付き」も、選ぶポイントの1つです。
「Office付き」の場合、出荷時点でOSやソフトがインストールされた状態です。プリインストールと呼ばれるものですね。
そのソフトのライセンスがあるのは、プリインストールされたパソコンのみなので、他のパソコンにソフトを入れたらダメです。
まぁ、個別に売っているソフト自体を購入してもインストール数の制限がありますし、月額利用料モデルの「Office 365」にする人が、少なくないでしょうけど……。
「テレワーク」と一口に言っても、必要なスペックは作業によって違います。
やたらと「テレワーク」の文言を入れたがるのは、それで検索する人がいるからでしょう。
「テレワーク パソコン」みたいなキーワードで検索結果に出るには、そのページに「テレワーク」の文字が要る。そんなところ。
ですが、聞き慣れたメーカーから、新品で出ているようなのは、ネットワーク周りを含め、それが可能なスペックになっている気がします。
多くの作業において、どのパソコンもテレワーク対応と言っていいという話。
ここでいう多くの作業は、文章作成、メール、表計算ソフトなど、事務的なソフトの使用などを想定しています。
もちろん、ハイスペックが求められる作業もありますが、そういう作業をしている人なら、言われるまでもないでしょうし、このページには来ていない気がします……。